バッテリーは消耗品で、少しずつ劣化します。特に、次のような場合に劣化が進みます。
バッテリーの劣化を抑え、少しでも長く使用していただくためには、充電回数を減らし、バッテリーの内部温度が高くならないようにすることが必要です。
以下のような点に注意してください。
外気温が高い場所ではバッテリーの内部温度も高くなります。炎天下の閉めきった車内や温度の高い場所で充電しないでください。
なお本機では、バッテリーの温度が許容範囲外のときに、充電は行われません。( このような状態のとき、バッテリー状態表示ランプがオレンジ色に点滅します)
バッテリーを少し使うたびに繰り返し充電すると、充電回数が増え、バッテリーの劣化が早くなります。充電回数を減らすために、バッテリーの充電は1日1回以内にするか、バッテリーの残量が15% 以下になってから充電することをお勧めします。
なお本機では、充電回数を減らすため、満充電になった直後はバッテリー残量が95%未満にならないと再充電されません。
パソコンの電源が入っている状態ではCPU などからの熱の影響によりバッテリーの内部温度が上昇します。パソコンの電源を切った状態で充電することをお勧めします。
Dashboard for Panasonic PCで内部LCD の明るさを下げて消費電力を抑えましょう。
スリープ・休止状態に入る/リジュームする をご覧ください。
省電力機能が働く電源プランが表示されていない場合は、[その他の電源オプション]をタッチし、設定を変更したい電源プランの[プラン設定の変更]をタッチして省電力に関する設定を変更してください。
スクリーンセーバーの種類によっては、CPU に大きな負荷がかかるものがあります。このようなスクリーンセーバーを使用すると、パソコンを使用していないときでもCPU に大きな負荷がかかります。 CPU に負荷のかかるスクリーンセーバーは使用しないことをお勧めします。
バッテリーの出力をオンにするには:
バッテリー状態表示ランプ (A):
バッテリー状態表示ランプ | バッテリーの状態 |
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消灯 | バッテリーが取り付けられていません。または、充電が行われていません。 |
オレンジ色点灯/明滅*1*2 | バッテリーの充電中です。
セットアップユーティリティのメインメニュー内で[充電中バッテリー状態表示]が[明滅]に設定されている場合は、バッテリー状態表示ランプは交互に明るくなったり暗くなったりします(明滅)。 |
緑色点灯*1 | バッテリーの充電完了です。 |
赤色点灯 | バッテリー残量が、約9% 以下になっています。 |
赤色点滅*1 | バッテリーまたは充電回路が正常に動作していません。 |
オレンジ色点滅*1*2 | 以下の理由で、バッテリーは一時的に充電できない状態です。
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*1:ACアダプターが接続されている場合。
*2:オレンジ色は3つの状態で光ります:点灯、点滅、明滅です。点滅と明滅の違いについてはご確認ください。
Dashboard for Panasonic PCの[System]ページで確認することができます。
(Windows にログオンした後)
工場出荷時の設定は以下の通りです。
バッテリー残量が15% になったら [バッテリー低下アラーム] |
バッテリー残量が5% になったら [バッテリー切れアラーム] |
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↓
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↓
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充電が必要です | AC アダプターを接続して、パソコンを起動してください |
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バッテリーは、充電中に熱くなることがあります。以下のように操作して充電時間を長くすると、バッテリーが熱くなるのを防ぐことができます。
通常の充電時間に戻すには、[標準]を選びます。
バッテリー残量表示補正機能を使うと、バッテリー容量を計測し記憶させることができます。バッテリー残量を正確に表示させるために、この機能を使っていったん満充電にしてから完全に放電させてください。この操作は、お買い上げ後すぐに、少なくとも一度は行ってください。バッテリー残量表示補正は、通常3か月おきに実施してください。長くバッテリーをお使いの間には、バッテリーの劣化などにより、残量が正確に表示されなくなる場合があります。その場合もこの操作を行ってください。Dashboard for Panasonic PC からバッテリー残量表示補正を起動することができます。 (Dashboard for Panasonic PC)
または、以下のように操作してください。
バッテリー残量表示補正の実行中もパソコンをお使いいただけます。
バッテリー残量表示補正が終了すると、通常の充電が始まります。
バッテリーは消耗品です。バッテリーの耐久年数は、使い方や使用環境によって大きく変わります。バッテリーのエコノミーモード(ECO)を有効にすると、バッテリーへの負担を軽減して劣化を防ぎ、バッテリーの耐久年数を長くします。お使いの状況に合わせてECOモードに切り替えてください。
バッテリーのエコノミーモード(ECO)が[無効]の場合
工場出荷時は無効に設定されています。バッテリーの充電を100%(満充電)まで行います。主にバッテリー駆動でお使いの場合は無効に設定することをお勧めします。
バッテリーのエコノミーモード(ECO)が[有効]の場合
バッテリー残量が80%以下になるまでバッテリーを放電します。100%(満充電)にしないことでバッテリーパックへの負担を軽減して劣化を防ぎ、バッテリーパックの耐久年数を長くします。バッテリー駆動時間はバッテリーのエコノミーコード(ECO)が無効の場合より短くなります。
ACアダプターを接続して長期間使用するまたはバッテリーパックの劣化を防ぎたい場合に有効に設定することをお勧めします。
Dashboard for Panasonic PCを使ってバッテリーのエコノミーモード(ECO)を切り替えることができます。(Dashboard for Panasonic PC)
または、以下のように操作してください。